雪乃コーヒーの物語
The Story of Yukino
Prologue
エベレストの麓に、
一本の珈琲の木があった。
標高1,400メートル。ネパール・シンドゥパルチョーク郡の山麓に、 小さなコーヒー農園があります。 エベレストから吹き下ろす冷涼な風と、豊かな雨が育てる有機栽培のコーヒーチェリー。 その一粒一粒に、この土地の時間が宿っています。
Origin
農家との出会い
私たちがこの農園と出会ったのは、ひとつの偶然からでした。 化学肥料を使わず、先祖代々の農法を守りながら、丁寧に育てられたコーヒー。 農家のラム・バハドゥールさんは、「この土地の力を信じている」と語ります。
直接取引にこだわるのは、フェアな対価を届けるため。 そして、この豆の物語を最後まで語り継ぐため。
Snow Aging
雪が、ととのえる。
日本・新潟県魚沼。世界有数の豪雪地帯であるこの土地には、 古くから「雪室」と呼ばれる天然の冷蔵庫がありました。 2〜4℃、湿度85〜90%── 雪がつくり出す安定した環境は、食材の熟成に最適です。
私たちは、この雪室にネパールの生豆を預けます。 約90日間。急がず、待つ。 雪の中で静かに眠る豆は、角の取れたまろやかな味わいへと変化していきます。
Roasting
最後は、人の手で。
熟成を終えた豆を焙煎するのは、経験を積んだ職人です。 豆の状態を見極め、香りを聞き、色の変化を追いながら、 最適な焙煎度を探り当てます。
機械では測れない「ちょうどいい」を、人の感覚が見つける。 それが、雪乃コーヒーの焙煎です。
To Your Cup
一杯のコーヒーへ。
エベレストの風、農家の手、豪雪の雪室の静けさ、職人の眼差し── たくさんの時間と手を経て、 一杯のコーヒーがあなたの元に届きます。
どうか、急がずに。
静かな朝に、温かいカップを手に取って、
この物語の続きを、味わっていただけたら。